2月17日に神奈川県高校入試の学力検査が実施されました。例年通り、5科目各50分の試験が実施されました。この記事では英語の問題について、昨年度の問題と解き比べを行い、
を感想とともにまとめました。実際の難易度変動についてはふたを開けてみないとわかりませんが、ご参考までにご覧ください。
神奈川県の入試傾向についてはこちらの記事にまとめてあります。
神奈川県公立高校入試 英語全体の所感
問題構成の変化
大問ごとの出題テーマに変更はありませんでした。設問の数は全体で4問増加し、その分一部問題の配点が小さくなりました。問題数が増えた分、解答にかかる時間が増えることが考えられます。一方で新設された問題については(一部を除き)そこまで難易度が高くない印象です。
難易度の感想
全体としては少し難化したかな?という印象です。とはいえすべての大問が難化したわけではなく、易化した大問もあったように感じました。前半の単問・後半の長文の大問から1つずつ易化・難化した感じです。
各大問の分析
※問1はリスニングのため、割愛します。
問2 適語補充問題(語彙)
語彙力が求められる大問です。しかし、1単語程度わからない単語があっても、それ以外の部分で文脈をつかむことは十分可能です。レベル的には昨年度とはそこまで変わらない印象でした。
問3 適語補充問題(文法)
設問の構成が3点×4問から2点×6問に変更となりました。問題数が2問増えましたが、設問は短文が多くそこまで難しい問題であるようには感じませんでした。正答率が低い問題もいくつかあった大問なので、この点については平均点押し上げの要因になるかもしれません。
問4 語順整序問題
設問構成が4点×4問から3点×5問となり、1問増となりました。出題形式は不要語句1つを含んだ並び替え問題で変わりなしです。
昨年の出題と比べてミスリードが誘発されるような選択肢であったように感じました。特に(ウ)の「taking」,「taken」,「looking」のチョイスや、(オ)の「have to~」が作れる選択肢についてはかなり難しくなった要因として挙げられると思います。
問5 英作文
イラストや会話文から空欄にあてはまる文を埋める問題です。空欄部分の前後を読めば解答する内容は十分把握できます。おそらくその内容を自分で組み立てる点が難しい要因であるように感じます。難易度については大きく変わらないと思います。
問6 長文読解(資料の読み取り)
昨年は部分読みである程度解答ができる出題でしたが、今年は読まなければいけない部分が増えた印象です。また、(ア)が英問英答となった点もあり、難易度が上がった印象です。
問7 長文読解(条件整理)
昨年までは文章や資料から条件整理をして解答する内容でした。英語力だけでなく思考力もある程度要求される問題でしたが、今年は条件整理の要素が弱まったように感じます。その分、純粋な英語力で解答ができるので難易度は少し下がったように思います。
問8 長文読解(データの読み取り)
出題形式については変わりませんでしたが、設問が4問に増えました。最後の2問分が3点となり、大問全体としては16点の配点となりました。内容については大きく難易度がぶれたようには感じません。もとより最後の設問ということもあり、正答率もそこまで高くない部分なので影響はあまりないように思います。
まとめ
各大問の難易度変動については
- 問2:昨年並み
- 問3:昨年より易化
- 問4:昨年より難化
- 問5:昨年並み
- 問6:昨年より難化
- 問7:昨年より易化
- 問8:昨年並み
という印象です。トータルとしては難化した問題が易化した問題より少し多く、平均点は少し下がるのではないかと感じました。
他に感じたこととしては、「出題する題材に時事性がある」ということです。問8ではAIの話題が出てきており、タイムリーな選定であるように感じました。社会の定期試験で出題されるような時事問題レベルまでは不要ですが、ある程度ニュースへの興味関心があると優位にはらたく場面も出てくるかもしれません。
P.S. 神奈川県はカモメ推し(あとモミジも)
参考資料
神奈川県HP:令和8年度 共通選抜 学力検査問題(英語)


