A-Z
ICT利活用授業研究推進校
タブレット端末等のICT機器を活用し、課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習に取り組む高校。県教育委員会が指定する。2025年現在では「生田東」「横浜南陵」「藤沢工科」「伊勢原」「神奈川総合産業」の5校が指定されている。
STEAM教育研究推進校
各教科での学習を実社会での問題発見・解決にいかしていくための、教科等横断的な教育課程や指導方法、学習プログラム等の研究開発に取り組む高校。県教育委員会が指定する。2025年現在では「神奈川工業」「光陵」「横須賀」「秦野」「相模原弥栄」の5校が指定されている。
ア行
インクルーシブ教育実践推進校特別募集
知的障がいのある受検生を対象とした募集。次の要件にあてはまる人が対象になる。
- 全日制の課程の志願資格を満たしている人
- 知的障がいのある人
- 高等学校での学習や生活について理解し、入学意欲のある人以上の条件をすべて満たす人
インターネット出願システム
正式名称は「神奈川県公立高等学校入学者選抜統合型インターネット出願システム」。公立高校の共通選抜志願から合否の確認、校納金の入金を行う。
カ行
海外帰国生特別募集
海外に長期滞在をして帰国または帰国予定の受検生を対象とした募集。次の条件を満たす人が対象。
- 全日制の課程の志願資格を満たしている人
- 原則として、保護者の勤務等の関係で、継続して2年以上外国に在住して帰国した日が令和4年4月1日以降の人(県立神奈川総合高等学校の後期募集の場合は、令和4年 10 月1日以降に帰国した人)
※令和7年度入試の場合の日付です。
学費補助金
神奈川県が行っている私立授業料軽減制度の1つ。所得区分に応じて入学金や授業料を助成する。
学力検査
公立高校の入学者選抜において、全受験者が共通問題で実施される試験。全日制では原則5科目(英数国理社)を、各50分で100点満点で実施する。特色検査を実施する高校は3科目にまで実施科目を減らすこともできる。定時制では原則3科目(英国数)を同様に実施する。定通分割選抜では原則3教科を各30分で50点満点で実施する。実施した学力検査の得点を100点満点に換算したものがa値と呼ばれる。
学力向上進学重点校
将来の日本や国際社会でリーダーとして活躍できる高い資質・能力を持った人材を育成するための高校で、県教育委員会が3年ごとにエントリー校を指定する。エントリー校が期間内に指標に定める基準に達した場合は、その都度、学力向上進学重点校に指定する。2025年時点、学力向上進学重点校は「横浜翠嵐」「川和」「柏陽」「横浜緑ケ丘」「多摩」「湘南」「厚木」「小田原」の8校。学力向上進学重点校エントリー校は「希望ヶ丘」「横浜平沼」「光陵」「横浜国際」「横須賀」「鎌倉」「茅ヶ崎北陵」「平塚江南」「大和」「相模原」の10校。これらの学校ではマークシート方式による特色検査が実施される(横浜国際高等学校国際科国際バカロレアコース除く)。
教育課程研究開発校
「シチズンシップ教育」「学習評価」「総合的な探求の時間」の3テーマについて研究を行う。県教育委員会が指定し、各テーマごとに指定されている高校が異なる。シチズンシップ教育に係る研究:より良い社会の実現に向け、生徒一人ひとりが主体的に生きる上で必要な能力と態度を養うための指導計画や教材等の研究開発に取り組む。「城郷」「横浜瀬谷」「藤沢総合」「小田原東」「相模田名」「厚木王子」の6校。 学習評価に係る研究:より一層効果的な学習評価の在り方や、教員が学習指導の改善を図り、生徒が自己の振り返りをとおして次の学びに向かえるような学習評価の在り方についての研究に取り組む。「新城」「松陽」「逗子葉山」「平塚農商」「上溝」の5校 総合的な探求の時間に係る研究:自ら課題を発見し解決する探究の学びについての研究に取り組む。「市ヶ尾」「横浜清陵」「藤沢西」「大和」「津久井」の6校。また、「川崎」「舞岡」「大船」「山北」「有馬」の5校ではSDGsをテーマとした展開についての研究に取り組む。
共通選択問題(特色検査)
学力向上進学重点校およびエントリー校で実施される特色検査の一部。いくつかの大問の中から高校ごとに2つの問題を選択し出題する(受験生が選択するわけではない)。
共通問題(特色検査)
学力向上進学重点校およびエントリー校で実施される特色検査の一部。18校共通で実施される問題で問1・問2の出題内容。
クリエイティブスクール
一人ひとりが持っている力を必ずしも十分に発揮できなかった生徒に対して、これまで以上に学習意欲を高める取組みを行う学校。入試において学力検査は実施しない。また、調査書の「評定」は取り扱わず、「観点別学習状況」を活用し、実施した検査の結果と合わせて総合的に選考する。なお、特色検査(面接)における共通の観点はなく、観点はすべて「面接の評価の観点」欄に記載される。(「提出書類」調査書とともに提出する書類が記載されている。)2025年現在のクリエイティブスクールは「田奈」「釜利谷」「横須賀南」「大井」「大和東」の5校。
グローバル教育研究推進校
英語によるコミュニケーション能力を高め、国際的な視野を持ち、多様な価値観を受容できる力の育成に取り組む高校。県教育委員会が指定する。2025年現在では「神奈川総合」「横浜氷取沢」「鶴嶺」「大磯」「大和西」の5校が指定されている。
サ行
在県外国人等特別募集
神奈川県内に在住で外国籍を持っている、または日本国籍を取得した受検生を対象とした募集。次の条件をすべて満たす人が対象となる。
- それぞれの課程の志願資格を満たしている人
- 外国の国籍を有する人(難民と認定された人を含む。)または日本国籍を取得して6年以内の人で、いずれの場合も、入国後の在留期間が通算で6年以内の人
※令和7年度入試の場合の日付です。
自己表現検査
公立高校入試で実施される特色検査の1つ。「学力向上進学重点校」と「学力向上進学重点校エントリー校」では科目横断型の筆記試験が行われる。他の高校・学科でも事前準備の上でのスピーチ・発表といった形式で実施されることもある。
実技検査
公立高校入試で実施される特色検査の1つ。美術科やスポーツ科など普通科以外の学科で実施されることが多い。学科に応じてデッサンや運動種目による検査が実施される。
重点化
一部教科の調査書や学力検査,観点別評価に傾斜をかけること。重点化は3科目以内で1倍~2倍までの範囲に制限されている。
授業力向上推進重点校
生徒一人ひとりの学力の定着と向上を図るため、先進的な指導方法を取り入れた授業づくりに取り組む高校。県教育委員会が指定する。2025年現在では「元石川」「横浜立野」「追浜」「秦野曽屋」「上溝南」の5校が指定されている。
主体的に学習に取り組む態度
中学校の評定を決める観点の1つ。神奈川県の公立高校入試では2次選考で活用される。評価がA=3点,B=2点,C=1点で得点化され、中3の評価が資料として扱われる。27点満点で算出し、これを100点満点に換算したものがc値と呼ばれる。
選考基準
公立入試の学力検査内容や特色検査の内容・実施の有無などをまとめたもの。選考ごとの比率(「調査書」,「学力検査」「特色検査」「主体的に学習に取り組む態度の評価」の取り扱い比率)や重点化の内容も記載されている。
タ行
第1次選考
神奈川県の公立高校入試の選考方法の1つ。募集定員の90%を決める。「評定」「学力検査」「特色検査」と選考基準の比率によってS1値を算出し合否を決定する。
第2次選考
神奈川県の公立高校入試の選考方法の1つ。第1次選考後に募集定員の10%を決める。「学力検査」「特色検査」「主体的に学習に取り組む態度の観点評価」と選考基準の比率によってS2値を算出し合否を決定する。
確かな学力育成推進校
課題解決に向けて、主体的に判断、行動する資質・能力の育成と学習意欲向上のため、学び直しの学習と少人数指導に積極的に取り組む高校。県教育委員会が指定する。2025年現在では「菅」「永谷※」「寒川」「平塚湘風」「愛川」の5校が指定されている。
※永谷高校は2026年までの取り組み。
短期臨時奨学金
神奈川県内が行っている就学助成制度の1つ。高等学校等に在学することとなる生徒の進学準備のための費用に充てられるよう、入学前の3月に高等学校奨学金の一部に相当する額を前倒しして貸し付ける制度。
調査書
中学校が作成する書類で、学習の記録と中学校での活動等の記録が記載されている。いわゆる「内申」のこと。神奈川県の公立高校入試では「中2の評定」+「中3の評定×2」の135点満点で算出する。この点数を100点満点に換算したものがb値と呼ばれる。
追検査
感染症や事故等で受検ができなかった志願者を対象とした検査。追検査を希望する場合は、在籍(卒業)中学校等に状況を伝え、相談が必要。
定通分割選抜
共通選抜の後に夜間の定時制と通信制の課程で実施する選抜方式。定時制の課程は、共通選抜と同様、学力検査を実施し、特色検査を実施する場合もある。実施したすべての検査の結果と調査書の学習の記録(評定)を資料とし、各校が設定した比率により算出した数値を用いて選考する。通信制の課程は、作文を実施し、調査書と併せて総合的に選考する。なお、募集人員は募集定員から共通選抜の募集人員を差し引いた人員だが、共通選抜の募集人員を満たしていない場合は、その人員も加えて募集する。また、定通分割選抜において、定時制と通信制の課程を同時に志願することはできない。
特色検査
高校によって学力検査に加えて実施する試験。「実技検査」「自己表現検査」「面接」の3種類がある。実施した特色検査の得点を100点満点に換算したものがd値と呼ばれる。
ナ行
現在確認中
ハ行
フレキシブルスクール
一人ひとりの生活スタイルや学習のニーズに合わせて、時間帯を選んで学べる学校。単位制普通科の高校で、2025年現在のフレキシブルスクールは「川崎」「厚木清南」の2校。
プログラミング教育研究推進校
コンピュータを活用したプログラミングの学習をとおして、論理的な思考力や課題解決力を育てる研究に取り組む高校。県教育委員会が指定する。2025年現在では「住吉」「横浜栄」「茅ヶ崎西浜」「西湘」「相模原城山」の校が指定されている。
フロンティアスクール
午前部と午後部に分かれ、1日約4時間(半日単位)の授業を受けて、ゆっくりじっくり学ぶ昼間定時制の学校(多部制定時制高校)。「横浜明朋」「相模向陽館」の2校がある。
母子父子寡婦福祉資金
神奈川県内が行っている就学助成制度の1つ。母子家庭または父子家庭で、生徒の修学等にあたり、経済的に援助を必要としている方を対象に資金の貸付ける制度。
マ行
面接シート
特色検査や募集形式によって面接を実施する場合に提出する書類。公立入試では中学校を通して高校に提出する。
ヤ行
現在確認中
ラ行
理数教育推進校
科学技術・理数に関する興味・関心を高め、将来国際的にも活躍できる科学技術系人材の育成を図るため、生徒による実践的な科学研究を行い、その成果の普及に取り組む高校。県教育委員会が指定する。2025年現在では「生田」「鎌倉」の2校が指定されている。
ワ行
現在確認中
参考
神奈川県HP
「令和7年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜実施要領」
「令和7年度神奈川県公立高等学校入学者選抜志願のてびき(神奈川県公立高等学校入学者選抜について より)」