秋は高校の文化祭シーズン。高校の校舎見学はもちろん、在籍生の活気や高校の情報をゲットするチャンスです。この記事では実際に文化祭に出席した経験をもとに、文化祭参加の注意点や注目点についてまとめました。これから文化祭に参加を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
文化祭参加の注目点
文化祭に参加するにあたって、どういった点に注目すべきでしょうか。志望校を選定する材料として以下の点に注目してみると良いかもしれません。
高校生のようす
文化祭の主役は高校生。準備期間を設けて開催される文化祭だからこそ、気合もたっぷりです。学校行事に力を入れているかは、高校生の活気である程度測ることができます。

他の気になる高校と比べてみると良いでしょう。高校によって印象は全然違うように感じました。
校舎のようす
文化祭では高校の敷地全域で出店されるケースが多いです。そのため見学できる範囲も広いです。教室のようすや設備の新旧など、気になる点は細かくチェックすることができます。公開行事等でよくある「校舎見学ツアー」と比べて自分のペースで見ることができ、自由度が高いです。
説明が聞ける
文化祭に合わせて先生から高校の説明を聞くことができる場合があります。進路相談室などでブースを設けているので、気になることは質問できるチャンスです。

文化祭の出し物を見に来る人が多いため、意外と混雑しないことも。穴場かもしれません。
休憩スペースも注目
空き教室を休憩スペースとして開放しているケースもあります。授業を行っている本来の教室に近い状態であるため、広さや設備をチェックできます。

展示や出店をしている教室だとなかなか分かりにくいです。
注意点
いざ文化祭に参加しようとなったときに、注意すべき点をまとめました。気になる高校の文化祭を楽しむためにも事前準備は大切です。
一般公開しているか
学校や日程によって「一般公開なし」や「招待制による限定公開」といった場合があります。事前に参加ができるかを確認しておきましょう。

平日実施の文化祭は一般公開していないケースが多いです。
事前予約が必要か
一般公開をしていても事前に予約が必要な高校もあります。また、文化祭そのものは予約不要でも、同日に実施する学校説明会には予約が必要といったケースもあります。

事前予約が必要な文化祭は私立高校に多いです。
学校公開行事や事前予約の有無についてはトップページの「入試最新情報」でまとめてありますのでそちらもチェック!
上履きが必要かどうか
一足制の高校であれば問題ありませんが、「体育館へ上がるには上履きが必要」といったケースもあります。特に学校説明会を実施する高校は体育館を活用する場合も多いです。上履きが必要かのチェックはしておきましょう。せっかく参加するのに立ち入れない場所があるのはもったいないでしょう。
決済手段
文化祭の楽しみとして飲食の出店がありますが、文化祭の決済手段にもキャッシュレスの傾向があります(現金のみのケースもありますが…)。どの決済手段が使えるのかは高校HPで掲載されているケースが多いのでこちらも要確認です。

現金のみ使用可の場合は小銭を多めに用意し、おつりが極力出ないようにしておくと良いでしょう。
文化祭に参加しての感想
今年も複数の高校の文化祭に参加させてもらいました。実際に参加した感想をまとめましたのでご参考までにどうぞ。
行事への注力度合い
高校の校風や生徒数などによって文化祭の活気はかなり違う印象です。出展内容も「ラジオ放送」や「空手の形の発表」など個性的な出し物をしている高校もあり、力の入れ方は高校によって差があるなと感じました。
文化部の活動
個人的には文科系の部活は活動のイメージができなかったのですが、文化祭では文化部の出し物が多く出展されることが多いです。「写真部」や「漫画研究部」の作品展示や「軽音楽部」のライブなど、実際の活動や成果を間近で見ることができるのは文化祭特有のメリットではないかと感じました。

展示内容については高校HPであらかじめ公開されていることが多いです。事前にチェックしておくと良いでしょう。
飲食のレベルが高い
文化祭で注目を浴びる出し物の1つとして「飲食系」の出店があると思いますが、今の出店はレベルが高いように感じました。「焼きそば」「チュロス」といった凝ったものから、調理実習室を貸し切って出店していた「ラーメン」なんてものまで。文化祭は志望校選びのためのイベントだと思いますが、単純にお祭りとして参加しても楽しめます。
カジノブーム?
飲食以外の出店は各クラスの出店があります。「メイド喫茶」「お化け屋敷」「謎解き・脱出ゲーム系」の出店が多いです。また、「カジノ」もどの高校でも出展されており1つの流行になっているのかもしれません。
まとめ|全力を出しているからこそ、全力で楽しめる!
文化祭は高校生にとって大きな学校行事です。クラス一丸となって1つの出し物を作り上げていく過程はなかなか経験できることではありません。だからこそ全力を尽くして準備をし、全力で楽しめる行事になっているのだと思います。
「行事よりも勉強!」という意見もあるかもしれませんが、個人的には「勉強よりもこの時にしか経験できないことの方が大事」だと思います。もちろんどちらが正解というのはありませんが、だからこそ実際に文化祭に参加して肌に合う・合わないのチェックは大切だと思います。
文化祭は行くだけでも楽しめる行事です。気軽に足を運んで楽しみつつも、志望校選びのヒントとしてみてください。