受験対策のメインは過去問演習。どんな問題が出題される?今の得点力はどのくらい?傾向や自分の実力をしっかり把握することで、入試への不安は軽減できます。
このページでは過去問のファイルと併せて過去問の活用ポイントについて解説します。過去問を存分に活用し、志望校へ向けて実力をつけていきましょう。
神奈川県公立高校 入試問題と解答
過去に神奈川県HPにて公開されていた入試問題です。
※著作権の関係で一部の科目・問題については問題が掲載されていません。
無料配布のデメリット
Web上で公開されていることも多い過去問ですが、使用に際してデメリットもいくつかあります。
完全版ではない
このページで公開されているものもそうですが、問題が完全な状態で公開されていないケースがあります。特に国語の読解問題や社会の地図・写真については掲載されていない場合が多いです。科目によって差はありますが、「演習ができない!」というレベルのものもあるのは注意です。
解説が無い
Web上で正答が公開されている過去問はたいていの場合「答えのみ」の場合が多いです。問題の解き方・考え方が記載されている「解説」が公開されていることはほぼありません。単なる実力試しとして過去問演習を実施する場合は良いですが、間違えたところを解決していくのが過去問演習だと思います。その場合はしっかり解説が掲載されているものが良いでしょう。
| 無料配布版で十分なケース | 無料配布版で不十分なケース |
|---|---|
| ・入試の出題形式を知りたい ・どれだけ得点できるか挑戦したい(一部科目) | ・時間配分も含め、実践的に練習したい ・問題の解き直しをしたい |
どうやって使う?過去問の活用法
過去問演習は実際の入試時間通りにやると、演習だけでも50分×5科目=4時間10分かかります。漠然と演習をしていると時間を無駄にしてしまうこともあります。しっかり目的を持った演習が重要です。
いつから始めるべき?
理想は中学校の学習内容を一通り終えたタイミングが良いでしょう。ただ、遅くとも12月には着手をしたいところです。
学習内容を一通り終えた場合は、各科目通して演習をしてみると良いでしょう。「思ったより難しい!」「時間が足りない!」といった課題が見えてくると思います。
中学校の内容がまだ終わっていない場合は、学習済みの内容のみをピックアップして演習するのも1つの選択肢です。理科の問5以降や社会の歴史・地理分野はかなり単元が明確なので、その大問だけ挑戦することは可能です。その際に「その大問に何分時間をかけてよいのか」を計算しておき、時間内で挑戦するのが良いでしょう。
何年分を解くのが最適?
少なくとも3年分は必須です。5年以上解けると良いと思います。これだけあると出題の形式をつかむのにも、実力試しにも十分です。出題の形式をつかみ、時間配分などの戦略に活かしましょう。また、5年分の入試があれば何かしらの科目で出題形式や配点の変更があります。急な変更で焦らないためにも、慣れが必要です。
どうやって活用する?
過去問活用のポイントは
の2点が挙げられます。
時間配分
入試では時間配分が重要です。「解けるはずの問題が解けなかった」「時間が足りなかった」というのは非常にもったいないです。過去問を通して「大問ごとの出題内容」「難しい問題が出題される設問」といった傾向を把握しましょう。その上でどの順番で解くのがベストかといった「自分なりの戦略」が持てると良いでしょう。
解説の理解
過去問演習のメインは「解法の理解」です。問題を一通り解き終えて答え合わせをする際に、
をおさえることが重要です。

科目によっては同じ解法の問題が連続して出題されることもあります。
まとめ 入試傾向をつかんで得点力を!
過去問演習を通してわかること,得られることは多いです。
といった情報は入試には欠かせません。
神奈川の公立高校入試に絶対はありません。だからこそ不安なのは当たり前です。少しでも入試に向けた実力を身につけ、不安を解消していきましょう。

