神奈川県の公立高校入試では、中学2年生と3年生の内申点が重要な評価基準となります。内申点は学力検査と並んで合否を左右する大きな要素です。この記事では、
- 定期試験対策のポイント
- 提出物や授業姿勢
- 具体的な対策方法
について詳しく解説します。内申点を効果的に上げるためのポイントをおさえ、志望校合格を目指しましょう。
定期試験対策で差をつけるには?
ということで定期試験の点数は主に、「知識・技能」「思考・判断・表現」に影響します。以下のポイントを押さえて、効果的な試験対策を行いましょう。
早めに行動する
地域にもよると思いますが、試験範囲は試験2週間前に配布されることが多いです。しかし、2週間前だと試験科目数によっては「準備しきれない!」ということもあり得ます。今、授業をしている内容は次の定期試験で出題されます。授業内容や先生の発言からある程度の出題範囲を把握しておきましょう。その上で問題集などの提出物が求められる科目は、復習も兼ねて手を付けてしまいましょう。
計画的に学習する
試験2週間前になり範囲表が配られたら、本格的にテスト準備です。やるべきことの流れは
- 提出物の完成
- 基本知識の定着と確認
- 問題演習で実践
が良いと思います。「過去問を解くのが良い」という意見もあると思いますが、個人的には「…?」と感じます。学校側も問題がコピーされていることは把握している(禁止している学校もあり。)と思うので、過去問がどこまで有効かはわかりません。

過去問を解いて同じ問題が出たとしても、入試ではあまり役に立たないですからね…
質問する
分からない点は早めに先生に質問し、疑問を解消しましょう。質問をして疑問が解決したうえで、自分で再度問題を解いてみることが大事です。自分で手を動かして定着をさせていきましょう。

先生に質問することで『おっ積極的だな。』と感じてもらえるかも…?
授業態度・提出物のポイント
授業中の態度や提出物は、「主体的に学習に取り組む態度」の観点で評価されます。以下の点に注意しましょう。
積極的な姿勢
授業中の発言や質問,ノートの取り方など、学びに対する前向きな姿勢が評価されます。先生からの問いかけにしっかり反応し、自分なりの考えを伝える姿勢が大切です。

ここでは「できているか」よりも「授業に参加しているか」を見ているように感じます。苦手な科目でもまずは授業を聞いて気になることを質問してみましょう。
提出物の管理
宿題やワークシート,レポートなどの提出物は、期限を守ることが大前提です。内容も丁寧に仕上げ、工夫を加えることで評価の向上につながります。

まずは提出することが大事!提出物の質が高くても期日に間に合わないのはNGです。
内申をとるために はやめにやっておきたいこと
神奈川県の公立入試では中2,中3の内申を使います。だからこそ中1の段階で「内申を取れる勉強スタイル」があるとアドバンテージになります。ここでは内申を取るためにはやめに(できれば中1のうちに)やっておくとよいことを挙げていきます。
評価の観点を理解する
通知表の評価は、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」などの観点に分かれています。テストの点数だけでなく、授業態度や提出物、発言の質や意欲も評価に影響することを知っておきましょう。また、1学期(または前期)の内申が出たときに観点ごとの評価に注目してみましょう。
授業に集中する習慣をつける
授業態度は「主体的に学習に取り組む態度」に直結します。また、授業内容の理解度を上げるという意味ではほかの観点にも影響します。授業を受ける姿勢として
というのを意識してみましょう。

これらは習慣にしたいです。「習慣化には3か月程度かかる」といわれています。はやめの意識を!
提出物は“期限・丁寧さ・内容”を意識
評価の観点は以下のように整理できます:
この時期から癖づけておくと、中2以降で急に「提出物が多い・面倒」と感じることが少なくなるでしょう。

「約束を守る」「提出する」というのは学校に限らず必要なスキルですね。
まとめ
高校入試では内申点は非常に重要な指標です。定期試験だけでなく、授業中の態度や提出物,実技教科への取り組み,日常生活全般が評価に影響します。そしてどれも「1日2日で結果がでる」ものではありません。まずは日々の学習や生活を見直してみましょう。コツコツと積み重ねた努力が結果につながります。